要チェック!ガスコンロの炎が赤いときに注意したい3つの原因と対処法

要チェック!ガスコンロの炎が赤いときに注意したい3つの原因と対処法

皆さんは、ガスコンロを使用する際に炎の様子(火の様子)をしっかりとチェックしていますか?
鍋やフライパンの下に隠れている炎は、横から覗き込むようにしてみなければ、火の状態をしっかりと確認することはできません。
「つまみで火加減を調整するだけで、直接炎の状態までは見ていない」という方は注意が必要です。

今回は、ガスコンロを使用しているときに注意したい炎の状態について詳しくご紹介します。

ガスコンロの炎が「赤い」ときは要注意!火が赤くなる原因とは?

ガスコンロは、点火スイッチを押すことで火花が飛び、その火がガスに引火することで火をおこします。通常、正常に燃焼している際のガスの炎は「青色」の状態です。

点火時、または調理中に一時的に赤くなることがあっても、すぐに青色に戻ればそれほど心配することはありません。
しかし、ガスコンロを使用するたび、赤やオレンジの炎が上がるといった場合には注意が必要です。

ガスコンロから赤い炎が出る主な3つの原因を、それぞれの対処方法とあわせて確認しておきましょう。

炎が赤くなる原因1.不完全燃焼を起こしている

ガスコンロから赤い炎が上がっている際、まず疑いたいのが『不完全燃焼を起こしている』です。

調理中、部屋の換気はしっかりと行っていましたか? 不完全燃焼とは、炎を燃やすための酸素が不足している状態のこと。この状態で調理を続けてしまうと、室内に一酸化炭素が充満し、一酸化炭素中毒に陥ってしまう可能性があるため非常に危険です。
一酸化炭素を放置していると、最悪の場合死に至る恐れも。対処法は、一度ガスコンロの火を止め、窓を開けるなどして室内の空気を十分に換気してください。

炎が赤くなる原因2.バーナーキャップが汚れている

室内の換気を行っても炎の色が青に戻らないという場合、ガスコンロのバーナーキャップに問題がある可能性があります。一度火を止めて時間を空け、ガスの元栓を閉めてからバーナーキャップの状態を確認してみてください。
バーナーキャップに野菜カスや煮こぼれなどの燃焼物が詰まっていると、内部の酸素が不足して不完全燃焼を起こしてしまいます。
バーナーキャップの詰まりを防ぐためには、月に1回程度、古い歯ブラシなどを使って軽く掃除を行っておくことが大切です。
また、バーナーキャップの詰まりを解消しても炎の色が変わらない場合には、バーナーキャップ自体が腐食してしまっている可能性も。腐食による割れや穴あきが見られる場合は、新しいバーナーキャップに交換するようにしましょう。

炎が赤くなる原因3.加湿器による炎色反応

室内で加湿器を使用しながらガスコンロを使用すると、炎の色が赤くなることがあります。
これは、水道水に含まれるアルカリ性の金属が加湿器によって室内の空気中に広がり、炎と反応するため。
加湿器の使用をやめることで炎の色が青に戻る場合は、不完全燃焼と違って体への影響を心配する必要はありません。

ガスコンロの炎が赤いときは放置せずガス会社にご連絡を!

普段何気なく使用しているガスコンロですが、ガスと炎を用いているため、一歩間違えれば火災などの大きな事故の原因にもなりかねません。

今回紹介した3つの原因すべてに対策しても、ガスコンロの炎の色が赤から青にならない場合は、ガスコンロ自体の問題が考えられます。
一度ガス会社に連絡を入れ、点検・修理を行ってもらうことをお勧めします。

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