「給湯器から出るお湯が熱い……」考えられる原因と対処方法

入浴や洗い物時、お湯を利用することがしばしばあります。
その際、「設定温度よりも熱いのでは？」と感じることはありませんか？

「普段より温かいな」という程度でしたら問題ないかもしれませんが、設定温度よりもはるかに高いお湯が出て火傷をしてしまうような場合は、給湯器に原因があるケースも少なくありません。
今回は「設定温度よりも熱いお湯が出てしまう」というトラブルの原因やその対処法をご紹介します。

給湯器のお湯が熱くなる原因

お湯を使っているときに、熱いと感じたことがありませんか？少し温かい程度なら問題ありませんが、設定温度よりはるかに熱い場合は、もしかしたら給湯器のトラブルかもしれません。ここでは、設定温度よりお湯が熱く感じる場合や、火傷をしてしまうくらい熱湯が出る場合の原因や対処法を解説します。

設定温度よりお湯が熱い原因

原因はいくつか挙げられます。特に問題がない場合もありますが、基本的には故障の可能性が高いので、業者に問い合わせをして給湯器の修理、または交換をしてもらいましょう。まずは、どんな原因があるか知っておくと安心です。

・給水栓がきちんと開いていない
中途半端に開いていると、熱いお湯が出てしまいます。ですから、一旦水の元栓を確認しましょう。

・温度調節のレバーが正しい位置にない
温度調節レバーが正しい位置に設定されていない場合も、熱いお湯が出てきます。

・エラー番号が表示されている
上記の2つであればまだ自分でなんとかできますが、リモコンなどにエラー番号が表示されている場合は、一旦使用をストップしましょう。使い続けると故障の原因になります。

他にも、「フィルターの汚れ」「別のリモコンの設定が高くなっている」「給湯器の故障」などが挙げられます。

すぐにできる対処法

一番安全な対処法は業者に問い合わせることですが、できる範囲であれば自分でも可能です。ちなみに、上記の3つに当てはまる場合は、無理に対処しようとしないでください。

【フィルターの汚れ】
フィルターを掃除することでお湯の温度が安定します。自分で取り外しができますので、定期的に掃除をしておくと、故障以外は突然熱いお湯が出てくる心配はありません。

【ガス栓が中途半端】
きつめに閉まっている場合は緩め、中途半端に閉まっている場合は先ほども述べたように全開にしておきましょう。

【故障によるもの】
混合栓や給湯器が故障している場合は、業者に依頼するのが賢明です。どちらのケースも自分では対処できませんから、無理に触ると状態を悪化させてしまう恐れがあります。

ガス周辺は、自分で修理しようとするとガス漏れや不完全燃焼などを引き起こす危険性があります。安全を考慮して、どんな原因であっても自分で修理するのだけは避けてください。故障している場合は、交換も検討しておきましょう。ただし、フィルターの汚れや簡単な掃除であれば、自分で行っても問題ありません。

リモコン等にエラー番号などが表示されていれば控えておく

リモコンに普段は表示されていないようなものが表示されていたり、エラー番号などが表示されていたりしたら控えておくようにしましょう。
こういった情報が点検や修理時に役立つ時があるため、気になったことなどがあったら、日頃から記録しておくクセをつけておくと良いでしょう。

今回紹介した箇所に特に不具合がないにも関わらず、お湯が熱いというトラブルが起きているのであれば、給湯器そのものが故障している恐れがあります。
ガス周りの部分を1人で修理しようとすると、ガス漏れや不完全燃焼を引き起こす恐れもあるので、無理に自分の力で修理しようとせずに業者に依頼して解決することをおすすめします。
寒い冬でも快適に家事や生活ができるよう、万が一の場合の対処方法を身につけておきましょう。