買い替え時期を見極めよう!ウォシュレットの寿命と劣化のサイン
2017.07.21
1980年にTOTOから発売された「ウォシュレット(温水洗浄便座)」は、トイレ使用時の快適さを一躍アップさせる画期的なアイテムです。
現在では、一般の家庭はもちろんのこと、公共の場所のトイレにも広く普及しているウォシュレット。一度ウォシュレットの快適さを知ってしてしまうと、もう従来の便器に戻すことは考えられませんよね。
しかし、電化製品であるウォシュレットには、残念ながら耐用年数というものがあります。
そこで今回は、気になるウォシュレットの寿命と、買い替え時を見極めるために覚えておきたい劣化のサインをご紹介いたします。
ウォシュレットの寿命はどれくらい?
メーカーや使用頻度、使用方法によって多少前後するものの、ウォシュレットの寿命はおよそ7年から10年程度だといわれています。
便座の保温や脱臭、おしりやデリケートゾーンの洗浄など、さまざまな機能を兼ね備えているウォシュレットは、経年劣化による不具合や故障を避けることができません。
また、メーカーのほとんどは在庫や部品の保管期間が5年前後であるため、発売から5年以上経過しているモデルは、故障しても修理することができずに買い替えとなる場合もあるため注意が必要です。
ウォシュレットの劣化サイン
トイレをする際に便座周りを意識することは少ないかもしれませんが、不具合を見抜き、ベストな買い替え時を見極めるためには、日々のちょっとしたチェックが重要となります。
ウォシュレットの買い替えを考えるうえで参考にしたい劣化のサインは以下の通りです。
日常的に意識してチェックし、ベストな買い替え時を見極めましょう。
・便座が割れている
・便座から延びるコードに傷や割れが目立つ
・便座の温度が熱すぎたり、逆にまったく温まっていなかったりする
・洗浄時のシャワーが出てこない
・洗浄時のシャワーを温水に設定しているのに水が出てしまう
・トイレ自体から水漏れしている
ウォシュレットを少しでも長く使い続けるためには、定期的に様子を見て、不具合がないかどうかチェックすることが大切です。また、ノズルの出口やシャワー部分などもこまめに掃除し、作動時の負荷を少しでも軽減することも重要となります。
水廻りで使用する電気製品でもあるため、5年ほどを目安に、一度専門の業者に基盤の点検を依頼するのも良いでしょう。
ただし、新しいモデルには節電機能が導入されているものが多く、古いモデルを使用している場合と節電機能導入モデルを使用している場合では、年間およそ1,700円程度電気代の差が出てきます。メンテナンス等にかかる費用等も合わせて長い目で家計のことを考えると、思い切って最新モデルに買い換えてしまうのも一つの手です。
使用年月や劣化のサイン、消費電力などのさまざまな面を総合して考え、ウォシュレットの買い替えにベストな時期を見極めてくださいね。
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