意外と知らないトイレの「蓋」の役割や重要性とは?

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意外と知らないトイレの「蓋」の役割や重要性とは?

誰もが毎日使うトイレですが、トイレの便座に蓋がついている理由というのは意外と知られていないものです。
最近では自動で蓋が開閉するタイプのトイレも多く見かけるようになりましたが、一体なぜトイレには蓋が必要なのでしょうか?
今回は、意外と知らないトイレの蓋の役割や、重要性についてご紹介します。

トイレの蓋の役割と重要性とは?

1.雑菌が飛び散らないようにするため
用を足すときやトイレの水を流すときには、細かい霧のような水しぶきが飛び散っています。目に見えないほど細かい粒子なのでついつい油断しがちですが、蓋を開けたまま水を流すと、空気中に雑菌が跳ね上がって床や壁に付着してしまうのです。
そのため、家族がノロウイルスなどを発症している場合、トイレが感染源になってしまうことも。清潔なトイレを使い続けるためにも、水を流す前にはトイレの蓋を閉めるという習慣をつけましょう。

2.電力消費をおさえるため
寒い冬に嬉しい暖房便座は、蓋を開けたままにしておくと放熱されてしまうため、電気代が余分にかかるという難点があります。東京電力の調査によると、トイレの蓋を閉めておくだけで、約10~15%程度も電力消費をおさえることができると分かっています。
この節電を積み重ねていけば、月額にして約50円~100円程度、年間にすると約1000円以上もの節約に。トイレの蓋を閉めて、毎日をおトクに過ごしましょう。

3.落下物によるトラブルを防ぐため
トイレの上の棚から物を取り出そうとして、うっかり便座に落としてしまった経験はありませんか? 地震などでトイレットペーパーがトイレに落ちてしまい、水を吸ってふやけてしまうというトラブルも考えられます。
こういったトイレの詰まりや故障のトラブルを防ぐためにも、トイレの蓋はできるだけ閉めておくのが安心です。

4.はまり込みのトラブルを防ぐため
トイレの便座が上がっているのに気付かず座ってしまい、不快な思いをしたことのある方もいると思います。
とくに、小さなお子さんがいるご家庭の場合、子どもがトイレの水に触ろうとしたり、トイレの便座にはまり込んだりという思わぬトラブルが起きる可能性もあります。
さらに、室内飼いのペットがトイレの水を飲もうとして便器内に落ちてしまうという事故も報告されています。こういったトラブルや事故を防ぐためにも、トイレの蓋は必ず閉めるよう心掛けましょう。

「トイレの蓋に普段はあまり必要性を感じない」という方もいると思いますが、実はトイレの蓋にはさまざまな役割がありました。
ほんの数秒の手間をかけるだけでトイレを清潔で安全に、そしておトクに使うことができるのです。今日からトイレの使い方を見直して、蓋を閉める習慣を身につけましょう。


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