実はNG!? トイレの水の間違い節約術
2018.02.20
使用後にトイレで流す水は意外と多く、「節水をしたい!」と考えている家庭も少なくありません。
しかし、トイレには使用しなければならない水の量がある程度決まっており、それを下回ってしまうと思わぬトラブルを引き起こしてしまう恐れがあるのです。
今回はトイレの節約術でよく言われがちなのに実はNGなものを、その理由も合わせてご紹介していきます。
目次
実は大間違い! 誤ったトイレの水の節約術
ペットボトルタンクを活用する
トイレの節水を考える際に最初に思い浮かぶのが、「ペットボトルをトイレタンクに入れる」というものではないでしょうか。
ペットボトルをトイレタンクに入れることで使用する水の量を少なくできますが、実際はさまざまな弊害があるため注意しておかなければなりません。
例えばハンドルのチェーンなどに引っかかる、それにより水が止まらなくなるなどの恐れがあるのです。
さらに、使用する水を少なくすることでトイレットペーパーの詰まりが起こったり、悪臭を引き起こす雑菌を繁殖させてしまったりといったリスクもあります。
節水弁を取り付ける
ペットボトル節水術の次によく耳にする節約術としてあげられるのが、「節水弁の取り付け」ではないでしょうか。節水弁を取り付けることでトイレのタンク内の水を全て使わず、半分ほどの量で済ませることができます。
しかし、これも前述の「流すための水量」を故意に減らしてしまうことにつながるため、あまりおすすめはできません。
節約術を実行する前に知っておきたい「トイレの排水」に関する知識
あまり知られていませんが、実はトイレの排水は「汚物を10メートル以上排水管に通して流さなくてはならない」という決まりがあります。
便器によって使用する水量には多少のばらつきがありますが、各メーカーはこの条件をクリアできるような水量に設定しているのです。
それを「節水のため」と使用する水の量を故意に減らしてしまっては、今までのように快適にトイレを使用できなくなる恐れがあるのです。そのため、安易に節水を取り入れてしまうことはトイレの寿命を早めてしまう場合があることを念頭に入れておきましょう。
トイレ以外の部分で節約の検討をしよう
トイレの節水を必死におこなおうとしても、今回のようなトラブルを引き起こす恐れがあるため、できるだけ「他の部分」での節約を検討してみてください。
例えば節水できるシャワーヘッドに交換するといった方法を試したり、エアコンの温度を調整したり、使わない電気はしっかり切ったりなどして電気代を節約する方法もあります。
トイレの間違った節約方法によりトラブルになってしまえば、高額な修理代金を請求されるケースもあるでしょう。今回紹介した事例はおこなわずに、他の観点から節約を意識して光熱費を抑えるようにしてください。
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